ヒヨドリ猟に使えるか? スマホBV6600 PROのサーマルカメラ

BV6600アイキャッチ

こんちは!

最近新しいおもちゃを買ってごきげんな、さくらんぼーです。

いきさつ

仕事でFLIR製のサーマルカメラを触る機会があり、

自分のパソコンを写したり、事務所内を写したり、窓から外を写したりと遊んでいう内に

下草に落ちたヒヨドリを簡単に見つけられるのでは?

ヒヨドリ猟で下草に落ちたヒヨドリを見つけられなかったことがあり、2022年度の猟期でもそういったことがありました。

せっかく落としたヒヨドリなので、もれなく回収して食べたい。

2021年度猟課報告アイキャッチ

そして猟ではないときでも動物を観察するのは楽しいもので、これがあると楽しみが増えそう!

めーーっちゃ欲しい!

仕事中に遊んでいた機種はC2というもので、これのいいところがただの赤外線画像(サーモグラフィ)だけを表示するのではなく、通常の写真の画像を重ね合わせているところ

FLIRのサーモグラフィ画像
出典:FLIRホームページ

このように物体のエッジが分かるので、どこを撮影しているのか、どこに熱源があるのかが分かりやすいのです。

ただ、このFLIR製のC2とかのシリーズはお高くて手がでません。

もっと安い物はないかな?

FLIR製で比較的安い物で、スマホのUSBに差し込んで使うものがありました。

ただ、外遊びで使うつもりなので、このタイプのものをスマホに付けたままズボンのポケットに入れていると、USBの差込口に相当負担がかかりそうだし、それを避けるために都度抜き差しするのもめんどくさいし・・・

で買ったのが

BV6600 PROというFLIR製サーマルカメラ付きのスマホ

中国の企業のBlackviewというブランド、そのBlackviewが作ったBV6600 PROというFLIR製サーマルカメラ付きのスマホをポチっと・・・・

こんな箱に入って届きました。

BV6600 PROの箱

本体はこんな感じ(なんで保護フィルムが付いた状態なんかで写真撮ったんやろうか)

BV6600 PRO本体

レンズの部分、一番上の銀色の丸い部分が赤外線を見ている部分っぽいです。

BV6600 PROのカメラ部分

そしてこのスマホは頑丈さも売りしてして、かなりごっついです。そんでもってまあまあの重さもあります。

さてBV6600 PROをお外で使うよ

どんな感じで撮れるかお外で遊びましょう。

電柱と雲と空

撮影したのは3月4日。

BV6600 PROのサーマルカメラで写真を撮ると、「通常の写真」「サーモグラフィ」を同時に保存してくれています。

なので、あとから「通常の写真」「サーモグラフィ」「通常の写真とサーモグラフィを重ねた画像」の3種の画像をエクスポートできます。これは後から画像を確認するのに助かる機能。

下の画像は「通常の写真」と「通常の写真とサーモグラフィを重ねた画像」をエクスポートして、比較できるように横並びに編集したもの。

電柱と雲と空のサーモグラフィ画像と通常の写真

スマホ上だと温度を示すカラーバーが表示されるが、画像をエクスポートすると表示さなかったので、ざっくりとした温度を説明すると

空の紺色の部分で-50℃以下、電柱の白が5℃位で、雲の赤色で-5℃位といったところ。

雲がないところはいわゆる宇宙、とんでもなく冷たいんやと改めて認識。

ちなみに、撮影している対象の温度に合わせてBV6600 PROがカラーバーのレンジを都度調整してくれてます。(勝手に調整されないようにロックさせる機能もあり)

飛行機と空

撮影日は2月23日。

はるか上空を飛ぶ飛行機を撮影、これは何にも表示されないだろうと思っていたが、飛行機の部分がしっかりと白く映っている。

空を飛ぶ飛行機のサーモグラフィ画像と通常の写真

おおー すげー

ピザ窯の温度

これはピザ窯の記事を作るときに撮影したもの、撮影後のデータの上でカーソル(レティクルのような十字)で選択するとピンポイントで温度が分かります。

ENROのピザ窯のサーモグラフィ画像と通常の写真

ENROのピザ窯のサーモグラフィ画像と通常の写真2

これらの画像を載せているピザ窯の記事です、よかったらどうぞ。

ENRO 窯焼名人2 アイキャッチ2

靴と草むら

下草に落ちたヒヨドリ探しを試したいが、BV6600 PROを手に入れた時はすでに猟期が終わっていたので試すことができず。

そこで代用した方法で実験、さっきまで履いていたホッカホカの靴を草むら放り投げて撮影。

撮影したのは2月23日。

草むらの靴を放り投げたときのサーモグラフィ画像と通常の写真

通常の写真ではどこに靴があるのか分からないが、サーモグラフィの中央部分の部分が赤くなっていて靴のありかが分かる。

こんな感じで、目視では分からなかった靴のありかが分かるのでヒヨドリ探しに使えそうだと期待する一方で、羽毛に包まれて保温されている鳥の表面温度を見つけることができるか不安だったりもする。

あと、これも試した訳ではないが、エアライフルから空気漏れが発生したときの漏れ箇所の確認にも使えるかもしれません。(圧縮空気が漏れると、その部分が冷たくなる)

BV6600 PROの購入についての注意点

僕はアリエクスプレスで購入しました。

紛らわしいのが商品コードで『PRO』が付いていないものがあり、こちらはサーマルカメラが付いていません。

あとは『Global Version』等の仕様を選ぶこと、中国国内向け仕様ではgoogleが使えないなどの制約があるとのこと。

ということで、次の猟期にこのBV6600 PROをヒヨドリ探しに使ってみようと思います。

楽しんでいただけたでしょうか?
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