万能な狩猟刀 フクロナガサ

2018年3月18日狩猟カスタム, 狩猟道具

フクロナガサアイキャッチ

さくらんぼーです。

罠にかかったイノシシ・シカを仕留めるために大きいナイフが必要だと、罠猟をする気マンマンだったころに調べてて見つけたナイフがこれ。

僕のフクロナガサ(カスタマイズ済)
僕のフクロナガサ(カスタマイズ済)

フクロナガサ

刃の部分と柄の部分が一枚物の鋼材でできており、柄はその鋼材を筒状に丸めているため中空になっている。この穴に木の棒を突っ込んで横の穴に釘を打って固定すれば、持ち手が長くなり獲物との距離をあけたまま仕留めることができるため比較的安全に仕留められるようになります。

このフクロナガサはマタギ発祥の地である秋田で作られており、熊の狩猟を目的に作られたものであり、調べていくとこのような説明も

究極のサバイバルナイフ

「山で迷っても、ナガサが1本あれば生きのびることができるのしゃ…」と、あるマタギのシカリ(統率者)が話してくれたことがある。生来のハンターであり、アウトドアのスペシャリストのマタギにとって、叉鬼山刀は必需品というよりも、命の次に大切な道具である。

ナガサが1本あれば、彼等はマタギ小屋(猟に使うシェルター)を作ることができる。枝を払う時は鉈の代用にもなる。ブッシュナイフのように薮を切り払うときにも使用するし、包丁代わりにナガサで山菜や岩魚も調理する。さらに、天然杉で作られた鞘は、まな板の代用にもなる。もちろん、ナガサは生粋の狩猟刀である。クマやシカ、兎などのどんな獲物でも、彼等はナガサ一本で楽々と解体する。緊急の際は、ナガサをハーケンがわりに岩に突き刺し、崖さえも登る。また、「熊に襲われたときに、ナガサを使ってどの様に戦うかは、先輩のマタギから後輩に伝えられている」そうだ。万能刀、そして究極のサバイバルナイフ─それが叉鬼山刀である。

叉鬼山刀と幻の鋼材

叉鬼山刀の鋼材は、日本刀の素材としても有名な島根県の安来鋼である。それも終戦前までに製造された鋼(はがね)をストックし、叉鬼山刀だけのために使用している。今でも日立金属はヤスキハガネを製造しているが、戦前のヤスキハガネとは全く別ものである。他社がこの鋼を手に入れることは、もはや不可能である。

その鋼に中軟鉄を鍛接している。ヤスキ鋼と中軟鉄を合わせ、何度も熱して打ちたたくことにより不純物を取り除き、純粋な鋼に鍛え上げていく。また、焼入れには、ある植物から抽出したエキスの入った、秘伝の油が使われている。

故西根稔氏の経験と勘に裏うちされた技術と、彼の天性によって、叉鬼山刀には作り上げられている。また、叉鬼山刀には、先達から引き継いだ日本刀の「裏打ち」の技と伝統が、今もなお生きている。

有限会社アウトバックのHPより抜粋

戦前の希少な鋼を使っているとのこと、おお~

希少だから優れた鋼材であるとは言い切れないとは思いますが、なにか心がくすぐられることがたくさん書かれています。ただ結構お高く(8寸(刃渡り約24cm)の物で2万5千円くらい)、買ったものの重くて使えないという失敗をしたくないので買わずにいました。

フクロナガサ8寸 購入

ある日、神戸をブラブラしてて目に入ったミリタリーショップ「ikariya(イカリヤ)元町店」、入ってみると多くのナイフが陳列されておりその中に「フクロナガサ」が!

店員さんにお願いして8寸のフクロナガサを持たせて貰うと

「軽!」

このフクロナガサより短いナタを持っていますが、それよりも軽く感じます。

おそらくバランスが良いからなのでしょう、柄の部分も鋼材で作っているので重心が柄に近くなってため刃先の重さを感じにくくなっている考えます。

これだったら全然問題なく使えるし、少し安めの値段設定だったということもあり、即決で購入しました。

カスタマイズ

購入してまず思ったのが

  • 柄と刃の段差が少ないので、人差し指を切ってしまいそう
  • 柄が鋼材そのままのツルツルなので、手がすべりそう

なので、人差し指を守るための「ヒルト(鍔)」となる金具をホームセンターで買い、釣竿に巻きつける糸で金具ごとフクロナガサに巻きつけてすべり止めとしました。

ヒルトとすべり止めの糸
ヒルトとすべり止めの糸

ヒルトの高さとしてちょっと気に入らなかったので、曲げてある部分を一旦伸ばして曲げ直しております。あと少しディスクグラインダーで形も整えてあります。


すべり止めの糸の巻き方は下の図を基本に先ほどの金具と一緒に巻いてやります。柄の最後のところにある穴は、木の棒を差し込んだ時に釘を刺すための穴なので塞がないようにしましょう。

糸の巻き方
糸の巻き方
柄の最後の部分
柄の最後の部分

これで完成、こんな感じで安心して握れます。

握ってみる
握ってみる

+ちょいカス(ちょいとカスタム)

柄のところの空洞がもったいないので、僕は木の棒を固定するときの木ネジと、フクロナガサに塗るための油を染みこませたキッチンペーパーをジッパー付き袋に入れて仕込んでます。

木ネジと油を染みこませたキッチンペーパー
木ネジと油を染みこませたキッチンペーパー
こんな感じで仕込む
こんな感じで仕込む
そのままだと落として紛失する可能性があるので、筒の内側二箇所にマジックテープを貼っておき、先ほどのジッパー付き袋を入れたあとに別のマジックテープで蓋をするようにしてます。
内側にマジックテープを貼る
内側にマジックテープを貼る
蓋用のマジックテープ
蓋用のマジックテープ

使ってみて

ご存知のとおり、僕は現在エアライフル猟のみなのでイノシシ・シカを仕留める機会がありませんのでフクロナガサの出番がございません。

使ったことといえば笹ヤブを払ったりとナタとしてのくらいで、宝の持ち腐れ・・・

早く罠猟をしたいな~

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