双眼鏡4号機 防振双眼鏡 VCスマート 10×30WP(ケンコー)
ある日、X(旧Twitter)を見ていると、防振機能付き双眼鏡なるものの情報が目に入ってきました。
そんなものがこの世にあるんだと思いながらその動画を見ると、手振れがピタッとなくなっています。
調べてみると、いろんなメーカーから防振双眼鏡が出ておりますが、だいたいミニポロ式(通常とは逆のポロ式なので、逆ポロ式ともいう)という形みたいですね。
できれば8~10倍で、対物レンズ30mm以上の防水の物が欲しいのですが、対物レンズが接眼レンズの両眼の間になる構造なので、対物レンズがどうしても小さくなりがち。
そして出てくるのは倍率が12倍以上の物が多いです。
なんとか条件に合う物が見つかりました、それは10倍で対物レンズ30mmのVCスマート 10×30WP(ケンコー)
品番の『WP』はウォータープルーフの意味です。VCスマートには防水ではない『WP』なしの品番もあるのでご注意を。
上面のON-OFFのスイッチで防振機能の有効⇔無効を切り替えます。
接眼レンズ側から、もちろん両目の幅に合わせて調整できます。
対物レンズ側から
で覗いてみてスイッチをONにしてみると・・・・すごっ!世界が違って見える。
手振れがピタッと止まるし、覗いたまま見る方向を変えてもヌルーッと滑らかです。
この感動を伝えたくて、VCスマートにスマホを取り付けて動画を撮影しました。ぜひ見てください。
スマホのカメラで撮影した動画より、目で見た時の方がだいぶクリアでした、人間の目は優秀。
わが家に現存する双眼鏡2号機~4号機を比較
大きさを比較
3種を並べて写真を撮りました。左から2号機-3号機-4号機の順番
NIKON Actionがいかにデカいか分かりますね。
重さを比較
ストラップ等付いた状態で体重計で重さを測りました。0.1kg刻み体重計を使ってます。
- NIKON Action: 1.0kg
- NATIONAL GEOGRAPHIC 8×42: 0.7kg
- VCスマート 10×30WP: 0.6kg
こう見ると1号機はかなり重たいというのが分かります。
防振双眼鏡 VCスマート 10×30WP を使っての感想
超高級双眼鏡はいらない
スワロフスキーやカールツァイスが出しているお高い双眼鏡を覗いたわけではないので、あくまで想像です。
レンズやそのコーティングの性能がある程度以上なってしまえば、それ以上のお値段出しても見え方の差は僕ら凡人には違いが分からない、
それよりも、手持ちで使う双眼鏡では、手振れによる像のブレの影響の方が大きいだろうと思っています。
下にスワロフスキーやカールツァイスのお値段が分かるようにリンク貼っておきます。
お高くてビックリすると思いますが、それに比べてVCスマート 10×30WPはコスパは良いと思います。(決して安いものではないですが)
エアライフル猟にて
2023年度の猟期のこと、見つけたアオクビは池のふちのえぐれた部分、垂れ下がった草の奥に隠れてしまいました。
VCスマート 10×30WPで慎重に池のふちを観察していくと、草に隠れた暗いところに違和感を感じよく見ると、じっとしているアオクビを見つけることができました。
ひょっとしたらVCスマートでなかったら、手振れのノイズで見つけられなかったかも知れません。
それとエアライフルを片手に持ったまま、残った片手で双眼鏡を持つというシーンはよくあります。
片手で持つという不安定な状態でも、防振機能がちゃんと効いてくれてストレスフリー。
電池は単三1本でOK
手に入れにくく高いカメラ用電池ではなく、どこでも手に入る単三電池1本でOKなので、補充も楽ちん。
車の振動もキャンセル
動いている車に乗った状態で双眼鏡を覗いたことがありますが、車の振動でまともに像を捉えることはできません。(自分が運転しているときはやめましょう)
ですが、VCスマートだとちゃんと見えます。人の運転する車に乗る楽しみが増えました。
エアライフル猟の時はもちろん、それ以外の山歩き、河原の散歩のときはたいてい持っていていますね。もちろんエアーエアライフル猟にも
休日の車に乗る時もたいがい載せていて、ちょっと高いけどお気にのおもちゃで、キャンプの時にも持って行くつもりです。
※2024/7/11追記
この記事で紹介したVCスマート 10×30WPの販売しているケンコーからほぼ同じスペックの双眼鏡が発売されますね。
物欲が止まらんくなってきたぞ~