こんばんは!さくらんぼーです。
先日ですが、
という質問を受けました。
「猟師ってどうやってなるの?」「狩猟するにはどうしたらいいの?」と思っている人は多数いらっしゃると思います。
かつての僕も、もちろんそうでした。
猟師なりたての僕が、初心者目線で解説しようと思います。
今回は、狩猟を始めるのに必要な3つの手続きにについて、その概略をお教えします。
手続き1 狩猟免許の取得
もちろん狩猟するためにはこの免許が必要です。
「『狩猟免許』って単語は聞いたことがある!」って方は多数いらっしゃると思います。
それでは、狩猟免許には4種類あるってことはご存知でしょうか。
狩猟に興味を持つ前は、僕ももちろん知りませんでした。
第一種猟銃免許
装薬銃(散弾銃、ライフル銃)、空気銃を用いて狩猟ができる免許です。
ここで注意して欲しいのが、『猟銃免許を持つ=銃を持てる ではない』ということ。
銃を持つには『銃砲所持許可』を警察からもらう必要があり、これは別の手続きです。(後述)
第二種猟銃免許
空気銃のみを用いて狩猟ができる免許で、装薬銃は使えません。
自動車免許で例えるなら、「第一種猟銃免許=普通自動車免許」「第二種猟銃免許=原付免許」
一種をとれば二種(空気銃)でも狩猟ができるということです。
ちなみに僕が持っている猟銃は空気銃のみで、今後装薬銃を持つつもりはありません。
ですが、大は小を兼ねるということで免許はとりあえず一種をとりました。
将来、心変わりしないとも言えないのでね~
わな猟免許
名前のまんまです、わなで狩猟ができる免許。
この免許は僕も持っています。 農家さんが畑の獣害対策で持つこともよくあるようですね。
余談ですが、わな猟が気になる方で、近畿圏の方は『わなフェスティバル』に行ってみるのもいいかもしれません。
僕も行きましたが、狩猟についての催し事が色々ありました。
網猟免許
網で狩猟ができる免許です、これも名前のまんまですね~。
この免許を持っている人は少ないようです、マイナー路線を進みたい方はチャレンジしてみてはどうでしょうか?
手続き2 銃砲所持許可
銃を持つためには警察から銃砲所持許可をもらわなければなりません。
銃は人を簡単に殺傷できてしまう道具なので、もちろん簡単には所持許可はおりません。
そのため、この手続きには色々な書類を準備したり、講習を受けたり、身辺調査があったりなどなど・・・・
具体的に書くと長くなりますので、また別の記事で書こうと思います。
当たり前ですが、わな猟・網猟にはこの手続きは不要です。
まずはここまでの手続きが必要
- 銃で猟をする場合は該当する狩猟免許取得+銃砲所持許可
- わな猟・網猟をする場合は該当する狩猟免許の取得
が必要です。
なお、狩猟免許取得と銃砲所持許可の手続きは並行して進めることができます。
狩猟免許と銃砲所持許可は一定期間ごとの更新が必要ですが、基本的には一生ものです。
ただし、違反とか犯罪をしちゃうと取り消しになっちゃいますよ
手続き3 狩猟者登録
狩猟免許取得と銃砲所持許可がおりていれば狩猟者登録ができます。(わな猟・網猟の場合は狩猟免許取得のみでOK)
狩猟者登録というのは、狩猟をする都道府県に狩猟税を納めて、その都道府県では狩猟をしてもよいという許可をもらうことです。
そして、この狩猟者登録は年度ごとに行う必要があります。
狩猟税の額は行う狩猟方法で異なり
- 第一種銃猟・・・16,500円
- 第二種銃猟・・・5,500円
- わな猟・網猟・・・8,200円
となります。僕のやっている第二種猟銃は懐に
また、これとは別に手数料1,800円(都道府県によって異なる場合あり)が必要で、複数の都道府県で登録する場合は都道府県ごとに納税します。
僕でしたら、兵庫県と奈良県で第二種猟銃の狩猟者登録しているので、その両方に5,500円の狩猟税を納めてることになります。
狩猟税がすごく高い第一種猟銃を何箇所も登録している方がいますが、総額がえらいことになりますね。
僕のやっている第二種猟銃は懐にやさし~い♪
狩猟者登録に関して実際に発生する費用は他にもあります、詳細は下記記事を見てみてください。
まとめ
今回の記事は、大まかな流れが分かるようにするため、かなり簡略化した内容にしました。
実際にはもっと多くの手続き、費用が必要となります。
しかし、それを乗り越えた先には・・・
猟師ならではのたのしみが!!
たとえばこんなものが食べられたり、こんなおいしそうなお肉をゲットできたり、他にはこんなにも色んなお肉が食べられます(猟師になれば食べられる肉 狩猟で得られるジビエの種類はこれだ)。
あとは獲物を獲る腕次第ですね~
まだまだヘタクソな、さくらんぼ~でした!
猟師って、どうやったらなれるの?