『炉ばた焼器 炙りや』で焼き鳥だ
食材を竹串に刺す前にひと手間、串が焦げて折れてしまうかもしれないので水に漬けておきます。
この時の食材は鶏のモモ肉を使ったネギマと皮・ズリ・レバーです。
串1本だと串焼きステーに乗せた時にクルクル回ってしまうので、串は2本ずつ刺しています。
1本の串で回らないように、何度か刺し直したりトライしましたがギブアップした結果です。平型の串を使うと無難かも。
さあ点火、輻射板が真っ赤になって高温になっています。ここから発生する赤外線で焼いていきます。
あとは火が通ったころに市販の焼き鳥のタレを漬けて再度少し焼いて完成。
美味しく焼き鳥ができました。相方も喜んでいます。
『炉ばた焼器 炙りや』 を何度か使ってみての感想
始めに焼き鳥をした以降も、ナマズのかば焼をしたり
お外でアイガモの旨肉とつくねで焼き鳥をしたり
写真はないですが、お家で焼肉をしたりもしました。それら使ったあとでの感想です。
串焼きステーは一番高い位置にするとなかなか焼けない
串焼きステーは1番高い位置にすると、焼けるまで結構時間がかかります。火力最大で焼いてもそれなりに時間がかかるので、かなりの量のガスを消費してしまいました。
かといって1番低い位置(下の写真)だと刺せる食材が少量になってしまうので、2番目の高さが使いやすいかも。
場合によっては肉汁が飛び出す
『炉ばた焼器 炙りや』を初めて使った焼き鳥をするとき、肉から落ちた肉汁などが輻射板にあたって煙がでるんだろうなと思っていました。
しかし煙はほとんど出なかったため観察してみると、落ちた肉汁は輻射板をツルッと滑りながら1番にある水皿に入っていきます。
肉汁が焦げるまで熱せられないために煙が出にくいようです、この輻射板をツルッ と滑る現象はライデンフロスト現象というものでしょう。
ライデンフロスト現象とは
この現象はライデンフロスト現象と呼ばれ、熱したフライパンに水滴を落とした時に観察できる。
高温の固体表面と、その温度では蒸発する沸点以上となる液体との両者の関係においての物理現象であり、固体と液体は温度条件さえ合えば特に限定されないが、以下の説明を簡単にするために、フライパンと水で説明する。
フライパンの温度が摂氏100度近くか又はそれ以上になった時、その表面に水滴が垂らされると、水滴がフライパンに接する部分が気化・蒸発して薄い蒸気の膜を作り、水がそれ以上フライパンと直接接することを阻むことになる。この蒸気は水滴がフライパンに接触する度に瞬間的に水滴とフライパンとの間で生じ、また、水蒸気の対流によって加熱された水滴の下部から常に新たな水蒸気が補給されるために、フライパンと水滴との接触はほとんど起こらなくなる。両者の接触が無いために熱の伝達が非常に遅くなり、水滴の蒸発に時間がかかる。また、この水蒸気の膜の上に浮いている水滴はフライパンとの摩擦が小さくなるため、容易に横滑りするようになる
Wikipediaより引用
なるほど、煙がでなくていいじゃんと使っていると
ん?
なぜか赤丸のところが汚れています。
そのまま観察していると、輻射板を滑り落ちた肉汁が勢い余って、本体横のスリット穴から飛び出してきています。
必ずこうなるということではないですが、テーブルが汚れることもあるよってくらいは覚えておくとよさそうです。
タレ付きの肉を焼くと煙モクモク
先ほど書いたように、焼き鳥をしたときはほとんど煙がなかったので、味を占めて家で焼肉をしました。
タレ付きのハラミを焼いたところ、大量の煙が発生。
焼き鳥と違って、タレ付きの焼肉だと多くのねばいタレが落ちるため、ライデンフロスト現象が起きにくく、滑り落ちる前に焦げ付くので煙が出やすいのだと思います。
まだやっていませんが、タレが付いていなくても脂が多い肉だと煙が発生するかもしれませんね。
車中泊で料理される方には『炉ばた焼器 炙りや』おススメです♪
焼き面が小さめなので、大人数でのBBQにはむきませんが、2人位でチビチビ食べるスタイルに向いていると思います。
車中泊にはこの小さめのサイズがいい感じで、食材を美味しく焼けますし、一部の食材やタレを除けば煙はほとんど出ないため車中泊に向いているコンロだと思います。
車内でコンロを使うときは、換気と火災に注意してください。
今度は大好きなサンマを焼きたいですね
買って正解!