毛皮が欲しくて拾ったロードキルのテン ミョウバンなめしして 肉も食っちゃった

テンのミョウバンなめしアイキャッチ

テンの皮のミョウバンなめし

裏打ち

皮の内側の肉片・脂肪を除去。

ヘラは全開ヌートリアの皮をなめした時に使った物を使用、洗剤の空きボトルを台にして地道にゴシゴシと除去。

テンの毛皮と裏打ちの道具

作業をしていて思ったのが、以前になめしたヌートリアより皮が薄い。

脱脂

弱酸性洗剤を入れた水に1時間ほど漬けたのちに、よくもんで脂を除去。

テンの毛皮をよく洗う

ミョウバンでなめす

水1000cc+ミョウバン200cc+食塩100ccを混ぜて火にかけて溶かす。これは前回ヌートリアをなめした時と同じ分量。

ミョウバン液

釣りで使う水くみバケツに皮を入れたところ。

テンの毛皮を水くみバケツに入れる

ミョウバン水溶液を投入し、皮の部分がちゃんと漬かるようにしてと

テンの毛皮を入れた水くみバケツにになめし液を入れる

1週間たったのちに見てみると、再結晶化したものが毛に絡んだりしている。

その結晶がミョウバンなのか食塩なのかは分からないけど、溶液が濃かったのかな?ヌートリアの時はなんともなかったけど・・・前回と違って今回は冬なので気温が低いせいかな?

分量は罠猟の教科書に載っていた、お湯:ミョウバン:食塩=10:2:1を参考にして体積比で作ったが

ひょっとして重量比なのかな?

ミョウバンにも生ミョウバンと、焼きミョウバンとがあるけどどっちの表記か分からん。

後から調べてみると、公益社団法人畜産技術協会では水1Lに、ミョウバン25g塩40gとのこと、これもやっぱり生ミョウバンと、焼きミョウバンか良く分からんやん。

結晶を取り除くようにお湯でもんだりしながら、よく水洗い。そのあとは握って絞る。

テンの毛皮を良く絞って板に広げた状態

クシでちょっと毛並みを整えてと

毛皮をブラッシング

乾燥

シカのなめしと調べてみると、乾燥させる途中の生乾きの状態で油分を塗り込んでいくらしい、こうすることで蒸発する水分と置換して油分が浸透してやわらかい毛皮になるそう。(前回のヌートリアではしていなかった)

テンの皮は薄いので、生乾きを過ぎてすぐに乾いてしまうと思い、絞ったらすぐにミンクオイルを皮に塗り込む。(良いかどうかは知らない)

毛皮の内側とミンクオイル

板に釘で打ち付けて、塗り残しが無いようさらにオイルを塗り込む。

テンの毛皮を板に打ち付ける

仕上げ

干して一週間後、釘を抜いてブラッシング

テン毛皮を一週間干した後

そして鼻を近づける少しと臭う、毛穴の皮脂がちゃんと取り除けてないと、そこに雑菌が増えて臭いが出るらしい。

洗浄が十分じゃなかったのかな?

できた革の硬さというと、狩猟生活の表紙の型紙くらいかな。(硬さを例えるいい物はないかと周りを探したら、たまたますぐに横にあった)

革の硬さというと・・・ (硬さを例えるいい物はないかと周りを探してたら)

たまたますぐに横にあった狩猟生活、その表紙の型紙くらいと言ったら伝わるかな。まあそのくらい。

これを引っ張ったり、しごいたりするとだいぶ柔らかくなってきた。ただ滑らかって感じではない。

しごいたりした後のテンの毛皮の内側

革を柔らかくしていくと、毛が若干立ってきたような、よりフワフワになった気がする。

しごいたりした後のテンの毛皮の毛側

もちろん以前に作ったヌートリアの毛皮は残していて、それと触り比べてみると、

ヌートリアの毛皮は腹の毛は柔らかく背中側になるほど硬い、テンは全体の毛がヌートリアの腹側の毛並みに柔らかい。

触ってて気持ちいいのは明らかにテンの方で、新しい宝物が増えて喜んでいる僕であった。

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