初めてのカワウ
いつもの池、土手から覗くと1羽のカワウが30mほど先の水面にいる。こちらには気付いていなさそう。
食べるのに気が乗らないので、これまで積極的にカワウを撃つてこなかったが、今期も猟期がショボいし近くにいるので狙ってみよう
と一度頭を引っ込めてエアライフルに弾倉を装着。
池の土手にエアライフルを依託しながら池を覗くと、・・・いない。
と、土手の上に立った瞬間。水中からカワウが。
顔が向こうにむいているせいか、土手に突っ立っている僕には気付いてなさそう。
土手に隠れようと思ったが、今から動き出すと気付かれてしまうだろう。
立ったままゆっくりと立射の姿勢に、首の根元を狙い
パツーン!!
初めてカワウを食べてみようか
カワウは多くの魚を食べることで、体内にダイオキシンを濃縮しているという話があるので撃つことをためらっていました。
今回カワウに弾が当たってしまったので、健康被害をあるかもしれないカワウを体を張って食べてみようと思います。
まあ、大量に食べ続けなければ大丈夫でしょう
これまで目にしたことがある、カワウを食べたことある人の情報では
- ワックス臭くいので、牛乳に漬けるなどして臭み抜きをしないと食べられない
- 肉が硬い
- 獲ったその日は美味しかったけど、日がたつと臭くてダメだった(ツイッターでいただいたコメントより)
- ケミカルだった(これもツイッターのコメント)
せっかく体を張るので、ちょっと検証しながら食べてみようと思います。
獲ったカワウの状態
- 弾が当たったのは首
- 射獲後、頸動脈を切っての血抜きまでの時間は約30分
- 羽根をむしろうとしたけど抜くのが大変だったので、皮ごとむいた
カワウの手抜き解体
胸肉の部分だけ羽根ごと皮をむきます。
羽根が肉に付かないように胸肉を切り取ってやりました。
レバーはダイオキシンが蓄積してるかもと思い、心臓とズリは取り出してやろうと開腹。
レバーと心臓はすぐに分かりましたが、見慣れた形のズリが見当たりません。
位置的に写真の白いでっかい臓器がズリなのでしょうか、よく分からないし気持ち悪いのでそっとしておきましょう。
といことで取り出した肉は、胸と心臓。
カワウを実食!おいしいのかな?食べられるのかな?
日がたつと美味しくなくなったという情報があるので、日を分けて食べていこうと思います。
味の変化が分かるように、味付けは変えず塩コショウのみです。
獲った当日のカワウ
切ってみると真っ赤なお肉、牛のハツのような見た目です。
あとは塩コショウして油をひいたフライパンで焼いて完成。
ビクビクしながら食べてみると、クセがなくおいしい。
何年か前に食べた個性強めのハシビロガモとは比べ物にならないほどおいしい。
獲って1日たったカワウ
この日は心臓も一緒に焼いてみました。
1日たっても特に変化なくおいしい。
獲って3日たったカワウ
1日飛ばして3日たったカワウ、これが最後。
スライスした感じも変化は見られず。
3日たっても相変わらずおいしい。
運よくおいしい個体に当たったのかもしれませんが、僕が今回獲ったカワウは終始おいしく食べることができたという結果でした。
ただ、やはり健康被害のことが頭の片隅にあり不安な状態のまま食べていたので、おいしいものを食べたという幸福感が少なかったというのが正直なところです。
ということで、さくらんぼーの体を張った検証は終わりです、みなさんもカワウを食べてみてはどうでしょうか?
頭を引っ込めている間に飛ばれた??