こんばんは、暑いのが苦手で秋が待ち遠しく思っているさくらんぼーです。
次の猟期に向けてより精度良く猟ができように、泳いでいるカモの狙い方について今回は考えてみます。
前回の猟期中でも水面を泳ぐカモを狙う場面は多々あり、引き金を引いてから着弾するまでの時間の間にカモが移動する距離を先読みして撃たなければなりませんが、根拠の全くない『ただの勘』でやってました。
真っ直ぐに手前または奥に向かって泳いでいる場合は、少し上または下に着弾するのである程度大雑把でも当たるが、特に問題なのは横方向に泳いでいる場合、ペレットが到着するころにはカモが移動して居なくなっているということにもなる。(下図のイメージ)
計算してみよう
カモの泳ぐ速度
参考になる資料がなかったので、実体験から仮定してみよう。
猟期外でかつ銃禁の場所にいた警戒心の低いカルガモに歩いて近づくと、僕の歩く速度より少し遅い程度で逃げて行く。なのでカモの泳ぐ時速は3km/時と仮定。
あとの計算をしやすくするために単位換算すると
3km/時=3×100000cm/360秒≒83cm/秒
着弾までの時間
この計算は僕には難し過ぎるのでスコープのメーカであるHawke社が出している『Hawke ChairGun Pro』というアプリを使用。(パソコン版とスマホ版の両方あります、ありがたや~)
ペレットの重さやその初速など多くのパラメータを入力してやると、任意の距離までの着弾時間や、その地点でのドロップ量など色んなデータを吐き出してくれるありがたーいアプリです。
愛銃FXサイクロンと使っているペレットのパラメータを入力して、着弾時間を計算すると
距離(m) | 40 | 50 | 60 | 70 |
着弾時間(秒) | 0.16 | 0.2 | 0.25 | 0.3 |
人が引き金を引き始める時間~ペレットが発射されるまでの時間
上記の着弾時間は銃口からペレットが飛び出してからの時間、
「引き金を引く」と脳が指令を出す⇒指を動かす⇒エアライフルの中の機構が動く・・・(省略)⇒ペレットが銃口に到着 という時間が入っていないのでこれも考慮したいが、分かりません。
とりあえず0.1秒としときましょう。
カモが移動している距離
40m地点にいるカモを狙った場合、ペレットが到着する間にカモが移動している距離は
83cm/秒×(0.16秒+0.1秒)≒22cm
となり,同様に他の距離も計算すると
カモまでの距離(m) | 40 | 50 | 60 | 70 |
カモの移動量(cm) | 22 | 25 | 29 | 33 |
カモが真横に移動している場合、上の表の分だけカモの進行方向の先を狙うということになります。
カモが手前・奥に移動しているときに考慮するドロップ量
実は『Hawke ChairGun Pro』で設定できる距離の最小単位が1mなので、今回計算した数十cm刻みの距離は入力できません。
仮に1m移動したとして計算しても5mm程度だったのでほぼ無視。(ペレット1個分上か下に当たるくらい)
考察
今回の計算では下のような仮定のもと計算しているので、実際とは異なる可能性が大いにありえる。
- カモはハンターから真っ直ぐ手前か奥、または真横に泳いでいる ←実際にはこんな都合良いことはない
- カモの泳ぐ速度3km/時 ←実際にはカモの固体の大きさや、カモが感じている警戒レベルやで変わるし、川であれば水の流れも影響する
- 人が引き金を引き始める時間~・・・ ←適当に決めた
今回計算したなかで使えそうな数値は
- 着弾時間≒0.2~0.3秒
- カモが1m手前や奥に移動したとしも着弾は5mm程度上下するだけなのでほぼ無視できる。
次の猟期で左右方向(斜め方向も含む)に泳いでいたカモを狙う場合は次のようにしようと思う。
- スコープでカモを覗いて、1秒間に移動する距離をスコープの目盛りで読む(体内時計で1秒)
- 着弾時間を考慮し、読んだ目盛りの1/5~1/3くらい進行方向先を狙う
ベテランハンターの方はどんな感じでやっているのでしょうか?聞いてみたいものです。
こんなややこしい計算しなくていいように、ジッとしてるカモがいっぱいいますよ~に
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