この旅で最大のトラブル発生!!
そろそろ、フェリー内で飲む酒とご飯を買い出しに行こうと、フェリー乗り場から1kmほど離れたところにあるスーパーに向かいます。
買い物が終わったのが午後5時くらい、バイクに食材を載せて出発しようとすると
相方のエンジンが掛からない!!(セルスタータが動かない)
バッテリーが上がったようです・・・
乗っているバイク セロー250のエンジンはインジェクションタイプです。
一般にインジェクションのタイプは押し掛けができないと言われたりしますが、
エンジンにガソリンを送るヒューエルポンプを動かす電力と、バイクを制御するコンピュータを動かす電力さえ残っていれば押し掛け可能。
これまでも何度か『バッテリー上がり⇒押し掛けの』経験があるので、そんなに驚くことなく、押し掛けをしようとしますが全くかかる気配なし。
そう今回は以前と状態がちょっと違う・・・キーをONにした時に発生するウーンという音(コンピュータの起動音?)がしません。
どうやら買い出ししている間にバッテリーが完全に空っけつになったみたいです。
とにかくもうフェリー乗り場に行かないといけない時間、ヤバイ状況です。
運が良いことに・・・
スーパーの向かいにホームセンターがありましたので、セロー250に使えるバッテリーがあることを祈ってダッシュ!!
・・・・・・・
バッテリーありました。(すごく高かったけど・・・)
運がいいです、おとといの運試しの効果が発揮されてのでしょうか
だがすんなりトラブル解消しなかった・・・
セロー250はシートを外した後、外装のカバーを外すことでバッテリーにアクセスできます。
もちろんキャンプ道具満載で来てますので、シート外すことができない。
急いでキャンプ道具を下ろしてシートとカバーを外します。(スーパーの前でやってます)
バッテリーを交換して、スタート!・・・エンジンかかりました!!
よかった♪
エンジンが掛かり、荷物を載せなおそうとスタンドを立てた瞬間、エンジンストップ。
もちろんシフトはニュートラルにしてましたよ。
多分、ニュートラルかどうかを検出するスイッチが誤検知しているのだと思うのですが、この病気が時々起きるんですよね。
このタイミングで発症するんかいな、と思いながら何度も押し掛けもしてみましたが、かかりません。
エンジンをスタートさせるボタンを押すと、なんかバチバチバチという、スパークが漏れているような聞きなれない音がしています。
意味が分からないので、バイク屋に電話して状況を連絡し、なにが原因なのか聞いてみると・・・
ホームセンターに売られているバッテリーはいつ店頭に置かれたものか分かりません、自然放電して電圧が下がっているとそういうことがありますね。
まいったなあ、フェリーに乗られへんかもなあ
押してく??
救世主現る!!
どうしたものかと思案していると、
「どうかしましたか?ジャンプスターター貸しましょうか?」と声をかけてくる人が!!
いいんですか?助かります!!!
と、お借りしたジャンプスターターで無事エンジンをかけることができました。
その方達と話をしていると、これまた奇遇にも同じフェリーに乗ろうとされている方で
「フェリーに乗るまでにまた止まったらまずいんで、一緒に行きましょうか」
というありがたい言葉をいただきました、もちろんご一緒いただきました。
ほんま、ありがとうございます。
帰りのさんふらわあにて
フェリー乗り場に着いたのは6時くらい、乗り場で待っているライダーが数名。
その列の後ろに並び、前のバイクのミラー越しにそのライダーの顔を見ると、SNSで大分に来ていることを知ったバイク仲間です。
久々の再開にお互いテンションが上がります!!
イエーイ!!船に乗ったら一緒に飲みましょう♪
乗船手続きを済ませて、客室(雑魚寝の2等客室)に入ると、そのバイク仲間がいました、まさかの同室です。
あとは一緒に酒を飲みながら、お互いの旅のお話をしたり情報交換したりと楽しい夜となりました。
いろいろあったけど無事帰宅
今回のキャンツーでの総走行距離は1216km
- テントのポールが折れた
- インカムが不調になってノイズまみれになった
- バイクにつけているシガー・USBソケットの固定部が割れた
- バッテリーが空っけつになる
- 防水バッグが破れた
今回バッテリー上がりで怖い思いをしたので、モバイルバッテリーとしても使えるジャンプスターター買いました。
今後、バッテリーが上がった人を見かけた時は助けてあげることで、恩送りをしたいと思います。
いろいろあったけど、やっぱりキャンツーは楽しくてやめられないっすね♪
こんな短時間で空っけつなるものなのでしょうか?