この日は2019年の大晦日、年越ソバに入れるためのカモの在庫は無い。
なんかカモ(ハシビロガモ以外)が獲りたいな~っと出猟。
カモ猟にて
いろいろ池を周り、撃てるところにカモは無し。
最後に寄った池でコガモを発見、レンジファインダーでの距離は53m。
スコープで覗くとコガモの正面はこちらを向いている。
以前より気になっていたことがあり、あえてコガモのちっさい頭を狙って発射!
スコープから目を離さず見ていると
コガモは体を上方に伸ばし、羽を広げて飛び立つ。
飛ばれた!
と思った瞬間、コガモは水面に落ち水しぶきが飛ぶ。
よし!年越ソバのカモが獲れた♪
(撃ってから落とすまではもちろん一瞬の出来事です。文章で書くと長く感じます)
コガモってペレットが到達する前に飛んでる?
先ほど気になったことがあると書きましたが、それは
エアライフルのペレットが到達するより、発射音を聞いたコガモが飛ぶ方が早いのではないかということ。
以前にあった実例でいうと、まあまあな角度の撃ち下ろしでコガモを撃ったときは結局外して飛ばれたのですが、その時はペレットがズボっと池の水に入るより先に飛び出しているように感じました。
他にもあります。
天候や光の当たり方にもよりますが条件が合えば、撃ったペレットが飛んでいく軌跡をスコープ越しに見えることがあります。
コガモを狙った時がこの条件になったことがあり、その時もペレットより先に飛ばれたように見えました。
コガモは体が小さくて軽いので、ある距離以上ではペレットより早く飛び立つのではないかという疑問を持っていました。
今回あえてちっさい頭を狙ったのは、飛び立つのを見越して少し上目で撃ちたかったためです。
ペレットが到達する前にアクションをしている証拠
下の写真は獲ったコガモの羽根をむしったあとの弾創です。
胸側から背側にペレットが抜けています。
角度を変えて真横から見ると
このようにペレットが貫通するためには、体を起こしていないと不可能なのは明らかです。
コガモの体が水面から離れるまで飛んだ状態でペレットが当たったのか、水面から伸びあがった状態でペレットが当たったのかは、この痕跡では分かりませんが、ペレット到達より早くにアクションをしていたと考えられそうです。
(今回のコガモは単に僕の姿に気付いて飛んだだけで、たまたまその直後のタイミングでエアライフルを撃ったという可能性はゼロではありません。)
計算してみた
ペレットが銃口から飛び出した瞬間に、銃口から発射音が発生するという前提で計算。
発射音が53m先に届く時間を計算(音速は340m/秒とする)すると
⇒53/340=0.16秒
弾道計算アプリ『Hawke ChairGun Pro』で、ペレットが53mに到達するまでの時間を計算すると
⇒0.23秒
この計算結果だと、発射音を聞いたコガモが0.07秒後にはなにかしらのアクションをしていたことになります。
ほんまか!こんな速さで反応するの!?
と思いますよね、僕もそうです。
この数値が正しいか分かりませんが、ある程度遠いところにいるコガモは上目を狙ってみようと思います。
ちなみに、獲ったコガモは予定通り年越しそばになりました。
追記です。
鹿も矢先を向けると気取られるので、気づきました。単純に殺気が全開だけなのかもですが。
コメントは初めてですが、たまに訪問してます。
楽しさが伝わってきます。
さて、弾の前に逃げられる件ですが、こういう芸当は多くのカモがやります。
私の想像では、撃つ前にハンターを意識していて、その上で矢をかけられるからでは。
スコープを向けると、獲物を捉えたときにパカッと白くなります(光る?)。これで警戒されてるのかなと。
伊丹さん
訪問とコメントありがとうございます!
たしかに、すでにこちらに気付いているもしくは、なんか怪しいということでいつでも飛べるように警戒はしていたんじゃないかと思います。
(僕も殺気大解放です!!あと食い気も)
コガモを見つけた時は、警戒してそうだったらちょっと上目、気付かれてなくリラックス状態だったら普通に狙ったりして、経験値を増やしていこうと思います。
(今期はあと何回いけるかな)