さくらんぼーです。
またまた気になるニュースを発見
県は18年度、農作物に被害を与えるシカやイノシシの有害捕獲の専門家チームを設立する。遠隔操作や自動感知装置などのICT(情報通信技術)が搭載されたオリも持つ“仕事人集団”だ。市町レベルの捕獲チームや捕獲班の中には、狩猟者の高齢化に伴うメンバー減少に悩むところもあることから、県は捕獲力が落ちた市町へチームを派遣する。チームは狩猟のベテランを公募し、1班10人程度で構成する。
毎日新聞:県予算案から害獣捕獲チーム設立 全国初、狩猟者育成施設も /兵庫より
まあ僕は罠の登録はしてないし、もちろんベテランでもないから声はかからないでしょうが、このニュースの後半に気になる数字が
県内の野生動物の捕獲数は増加傾向にあり、16年度はイノシシが1万9648頭で過去10年で最高を記録した。シカも14~16年度は4万頭を超えている。農業被害額は2010年度(9億7400万円)をピークに減り続け16年度は5億3100万円だ。
一方で、県内の狩猟免許保持者は2005年の5042人から15年の4731人まで減少した。60歳以上は7割を超える。市町からは「捕獲チームの人手が足りない」との声が上がっていた。
毎日新聞:県予算案から害獣捕獲チーム設立 全国初、狩猟者育成施設も /兵庫より
猟師は絶滅危惧種といわれているくらい、猟師は年々高齢化かつ減少しているはずなのに、なぜ捕獲数が増えているのだろう?
なぜ農業被害額が4割に相当する4億円も減っているのだろう、そんなに減るのか?
その理由について考えてみた
- 猟師自体は減っているが、仕掛ければ夜中も勝手に捕獲してくれる罠猟の人口が増えている
- 罠の性能が上がり、捕獲確率が上がった
- 自治体が有害駆除に対し力を入れているため、ノウハウなどの教育が充実してきた
- 農業被害額が減っているのは、そもそも農家自体が減っている
調べることができる1と4の項目について調査してみよう、兵庫県の資料を確認すると
罠・網狩猟登録者数 ※1 | 第一種猟銃登録者数 | 総農家数 | |
2005年 | 1,215 | 4,047 | 104,990 |
2015年 | 2,293 | 2,254 | 81,416 |
※1:2005年度の統計が罠と網の合算になっていたため、2015年も合算とした(2015年の網登録者数は10)
となっている。
やはり、罠猟の人口が増えており第一種猟を上回る数字になっている。
罠猟免許の試験のときに、「えっこんな人が猟師になるんだ」って感じのおばさまも数人受験してたしなあ、多分害獣の被害に困っている農家の人ではないでしょうか。
また農家の方も減少している、しかも2割ほど減っており、被害額が約4割減の4億円となっているがその内の2億円くらいは単純に農家が減ってるだけと考えられそうだ。
僕自身が罠猟で農家に貢献できるのはまだまだ先になりそうだが、エアライフルのターゲットである鳥類による被害の数字も気になるところです。
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